"点と点が線になる"んじゃなくて、点が滲んで今でも残ってる。って話
わたしが思いつきのまま1人でアメリカに行ってみたのは22歳の頃だった。
初ひとり旅を台湾でこなせた充実感の後で
新たな経験値欲しさと好奇心でのことだった。
10時間ほどのフライトを終え、ロサンゼルスのイミグレに並んでいた。
わくわくと、変なこと聞かれませんようにの緊張感。
「どこまで行くんですか?」
前に並んでいた女性が話しかけてきた。40代くらいだろうか。
パスポートで日本人と分かったらしい。
「アリゾナのセドナです」
(*当時セドナはアリゾナ州にある小さな街で日本でもパワースポットとして人気があった。)
「いいですね!アジアはごちゃごちゃしていて、精神的に病む人も多いし、ネガティヴなパワーも溜まりやすいんですって。
だから私はこっちに戻ってくると本当に気分がポジティブになるの。
楽しんできてください。」
すごく分かる気がした。
そんなことを、ふと思い出した。
違う国の空はすごく広く見える。
それは旅行だからだと思っていたけど、
日本を離れて8カ月、やっぱり外はポジティブな感じがする。
何をしてもいい。自分を主張してもいい。
他人にどう思われようと構わない。
この感じをいつも忘れずにいたい。