栄養士が偏見と様子見でコスタリカの三大死因を食文化から解く。
ふらふらしてますが、私、一応管理栄養士なんですw
まぁだから?って話なんだけど、
国によって食習慣や食べ物は違うでしょう?ということは、
その食によるそれぞれの生活習慣病もそれが招く疾病も異なってくるんですよ。
もちろん所得の違いも関係してきます。
いろいろ思うことはあるんですが、今回はコスタリカの三大死因に着目してみます。
ちなみに2017年に発表された日本の三大死因は
(男女総数のもの)
4位に脳血管疾患などが入ってきます。10年前は3位でしたが、
高齢化が進み誤嚥性肺炎などの肺炎でなくなる方が増えた影響もあるようで、減っている訳ではなさそうです。
日本は基本的に塩分過多。
それによる高血圧、また手軽に安く食べれる炭水化物と脂質の塊、ファーストフード(牛丼、カレー、ラーメンを含む)や運動不足による肥満が心疾患に拍車をかけていると踏んでいます。(ざっとね、ざっと。)
糖尿病による透析患者が増えている問題もある。
はい。一方
コスタリカの三大死因
1位:循環器疾患
心臓ですね。心筋梗塞や大動脈瘤などですが、主に虚血性心疾患が多いようです。
コスタリカでは5人に2人が高血圧という数字もありこの死因を助長しています。
マリオのおじさんが一緒に飲みに行った次の日発作で死にかけるということもあったそうな(o_o)
志田の見解 :高血圧、肥満、高脂血症。。。からの心疾患
*食文化*
コスタリカは米も食べるけど、コーヒー好きなのでパン文化が盛ん。
15〜16時にはコーヒータイムとかいって、あっま〜いパンとコーヒーをいただくことも多い。その辺で長いフランスパンを持ち歩く人はよく見るし、それにハムをはさんで食べたりする。パン屋さんもたくさんあって、甘いパンはもう、べらぼうに甘い。
パンは作る段階で塩、砂糖を使うし、中身も甘いか、しょっぱい系だとハムやサラミなど加工品を使ったトマトソースやチーズをふんだんに使っていたりする。
また、チーズの種類もたくさんあるし、パスタもたべる。
つまり高血圧を招く塩分を加工品類やパンから案外摂取しているのが垣間見える。
さらにこっちで食べるインディカ米は油で炒めて塩水で炊くことも少なくない。
基本的にこっちの甘いものはめっちゃ甘い。
正直ケーキなんて甘すぎて食べれない。(凍らせて、3日かけて食べる笑)
思いの外、ゼロカロリーシュガーは至る所に設置してある。
ゼロカロリージュースが少ないのが玉に瑕だが、”ライト”を置くなどやや飲食店にも健康への流行りの配慮が見受けられる。(ゼロコーラとかはあるし、砂糖なしのフレッシュジュースの注文も可)
でも暑い日などはジュース飲んでる人をよく見かける。水代わりなんですよね。ランチセットのアイスティーも加糖。
思うに、目に見える”糖分”の意識は広まりつつある。
問題は小さい頃からの食習慣の中に甘いものを食べるサイクルがみっちりあって中々それを抜け出せないこと。(砂糖の中毒性)
と、甘くない”糖分”を認識していない、ということだ。
要は、炭水化物。
付け合わせのフライドポテトや、青バナナのグリル、トルティーヤなどはよくあるし、プラス、チーズなんてことも。(withご飯ですからね)
エネルギーの過剰摂取、血糖値の急上昇に伴うインスリンの分泌で糖分を貯えるのも容易い。
そしてコスタリカ人が口を揃えて言う、『コスタリカ料理は脂っこい』。
なぜだか分かっているのです。そしてそれが良くないことも。
なのでお店のパン売り場に並ぶのはたくさんの「コレステロールゼロ」と全粒粉の食パン達。油やヨーグルトもコレステロール、脂質ゼロがたくさん並んでいる。
健康志向が案外人気のよう。
確かに、外食すると必ず揚げ物っぽいものが付いてくる。
中華料理屋だとランチにフライドチキンorフライドフィシュ、チャーハン、フライドポテトのセットとかある。(揚げ、オイリーライス、揚げ。笑)
パン屋もパイ生地の物が多いのもやバターをがっつり練りこんだものが多いのも事実。
実際のところ目に見えない脂質による高コレステロールと、間食やコーヒーの砂糖などによる中性脂肪の増加が影響しているのでは?と思う。
好き好んで揚げ物を食べる人をあまり見かけないからだ。
要は炭水化物(糖質)の過剰摂取と食品に含まれた脂質と、間食、運動不足による肥満。ってことです。
アメリカほどではないもののこっちの人はみんなドーンとしてるからね。
肥満によりさらに体に圧がかかります。悪循環なのです。
まぁ食べるって幸せだからねぇ。。
私も肥えたしなぁ。。
2010年の調査では国民の60%は過体重、肥満。10人に1人は糖尿病。
街には足がない人が物乞いしていたりするけど、糖尿病で切った人もいると思う。
書きすぎたので②へ続く。。